ヤシカ−コンタックスレンズのソニーアルファマウントバヨネットでお世話になっているLeitaxから、ヤシコンPlanar 1,4/85 MMJ をM42マウントに換装するバヨネットキットが届きました。以下、当方で試してみた結果レポートです。Leitaxで公開されている手順をそのままなぞっておりますので、そちらも参照しつつ進めて頂ければと。
#注意!このキットはMMレンズにのみ対応しています。
まず、ボールベアリングが落下する恐れがあります(後述)ので、トレーなどの上にレンズを置いて下さい。Contaxマウントを留めている外側4本のネジを外します。
ネジが全て取れたら、絞りリングごと慎重にマウントを引き抜きます。
次にマウントから絞りリングを外します。曲がった絞りレバーがマウント金具に引っかかっておりますので、壊さないように慎重に。不安な方は、マウント金具も外すとスムーズに外れます(その際は、更に2+3本のネジを外すこと)。
絞りクリックを司っているボールベアリングは、P85では筐体側面に鎮座しています。
マウントを外した時にこれが落ちるかもしれませんので、ご注意を。ボールにグリスを少量塗布して、元の位置にはめ込んでおきます。
次に絞りリングのレバーを、バヨネットキットに付属のものと入れ替えます。
現在のネジ位置を記録するために、先の尖った針などで上写真の一番右手のネジ山にそって、ケガキます。
ケガキ終わったら、絞りレバーを留めているネジ2本を外します。
絞りレバー比較、左手がキットに付属のレバー。バヨネットに干渉する(曲がった)部分が省かれています。
新しいレバーを、外したネジ2本を再利用してケガキを参考にしつつ元の位置に装着します。
もしネジ位置がずれた場合、絞り設定がずれますので気をつけて作業して下さい。
絞りリングをレンズに戻します。側面のボールベアリングを落とさぬよう気をつけつつ、絞りレバーをレンズ側の山形の受けに差し込んで、クリック感を感じる(ボールベアリングにリング内側の絞り設定窪みがはまる)ところまで差し込みます。
絞りリングを動かしてみて、クリック感とともに絞りが正しく動作すればOK
。
あとは、M42バヨネットをネジ穴に合わせてはめ込み、マウントを留めていた4本のネジで取り付ければ完成です。マウントネジは対角線上に少しづつ締め込んでゆき、歪みが出ないように注意の事。
完成したら、カメラに取り付けます。今回は市販のM42-アルファマウントアダプターを咬ませて、A37と合わせました。
違和感なく装着できました。